日本海総支部からのお知らせ
平成31年2月22日
日本海総支部 重篤災害撲滅 緊急総決起集会議事概要
港湾労災防止協会 日本海総支部
事 務 局
Ⅰ.日時 平成31年2月15日(金曜) 自 午後1時30分
至 午後2時30分
Ⅱ.場所 「TKP東京駅セントラル カンファレンスセンター カンファレンスルーム12C」 東京都中央区
Ⅲ.次第
1.開会
2.黙とう
3.総支部長挨拶
4.来賓挨拶
5.重点取組事項の確認
6.決意表明
7.指差唱和
8.閉会
Ⅳ.出席者 18名
Ⅵ.議事概要
1.開会 2.黙とう
事務局は緊急総決起集会の開会を宣し、本年殉職された3名の方々、これまでの災害で殉職された方々の御霊に黙とうを捧げ、ご冥福をお祈りした。続いて本総決起集会のご来賓としてご出席頂いた、港湾労災防止協会 山本事務局長をご紹介した。
3.総支部長挨拶
高浪総支部長は次のように開会の挨拶を述べた。
「死亡災害が、今年1月の間に起こってしまう異常事態となった。急遽この集会を行う中、安全に対する意識の高揚、更なる安全に対して考えを深めるため、お集まりいただいた。
緊急集会を行うことに対し、意志の統一、縦の線の流れの港湾労災防止協会の全国組織のスピーディーな対応には、非常に感心し、驚嘆している。
皆さんに気を付けていただきたい事は、今回の事故は、経験の少ない若い方が多い。
その方々への教育をどうするかが一番大きな問題だと思う。昨今の労働力・人材不足が言われている中、雇用したのに、事故に遭って不幸な事に命を失うことの大変さを考えて貰いたい。
本日は各支部の代表の方に出席いただいているが、是非とも今日の話を各支部に持ち帰っていただき、それぞれの各支部でも内容の周知徹底、意識を新たに活動していただきたい。日本海総支部は、本日出席の我々だけではなく、他の店社も多く有り危険を孕んでいることを考え、落とし込みをしていただきたい。」
4.来賓挨拶
港湾労災防止協会 山本事務局長は次のように挨拶(要旨)された。
今回の緊急対策について本部で原案を作成し、藤木会長にお挙げしたところ、会長から「単なる
一通りの緊急対策で良いのか。問題提起が各総支部で緊急総決起集会を開催するべきである。」旨の指示があった。
会長の思いを、受け止めていただきたい。
昨日開催の経営トップ・セミナーで、菊池幸夫弁護士(講師)が東海村の臨界事故の話をされた。その時、毎日同じ様な作業をしていると、それが安全だということで感覚が麻痺してくる。このため安全であると過信してしまい、そこから事故が発生することを話された。
今回の死亡災害についても、同様のことが言えるのではないか。
作業を開始した頃は作業手順は守られていたと思うし、そうでなければ危ないという感覚を持っていたかもしれない。それが、経験を重ねていくことによって、「昨日も大丈夫だった」、「きっとこれからも大丈夫だ」このような過信が今回の事故の一つの発端になったのではないかと思う。
重要な事は、我々災防活動を展開する立場からいかに「慣れ」を防止していくのか。注意喚起をどのように起させていくのかに尽きると思う。
今年は第13次労働災害防災計画の2年目である。その目標の一つは死亡災害の撲滅を掲げている。4つの類型の死亡災害を掲げ対策を講じているが、残念ながら昨日発生を含む4件が、いずれもこれらの類型です。
過去に経験してきた事故でもあります。過去の経験の中に、対策も十分検討されていただろうし、取組みも分かっていたはずです。それらを一つ一つ徹底して実施していく。それをマンネリ化させない為に、どのように注意喚起していくか、意を払っていただくようお願いします。」
5.重点取組事項の確認
続いて吉灘安全対策推進協議会委員長による、重点取組事項の確認を配布資料に基づき
内容を説明した。
6.決意表明
続いて、杉山新潟県支部長により、決意表明が読み上げられた。
7.指差唱和
続いて、今後の重篤災害撲滅を誓い、和久田安全対策推進協議会副委員長による
指差唱和を行った。
8.その他
最後に出席委員に意見質問等を求め、活発な意見が交わされた。
事務局は出席者に意見、質問を求めたが発言は無く、本日の総決起集会を有意義な事
として、会員事業場の安全活動の一層の活性化を図ることをお願いし閉会を宣した。
以 上
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