石綿(アスベスト)
Q. 建築物(事務所、店舗、倉庫等)は石綿(アスベスト)の危険性がありますか?
A. 建築物においては、
- 耐火被覆材等として吹き付け石綿
- 屋根材、壁材、天井材等として石綿を含んだセメント等を板状に固めたスレートボード等が使用されている可能性があります。
石綿は、その繊維が空気中に浮遊した状態にあると危険であるといわれています。すなわち、吹きつけた石綿が露出している場合、劣化等によりその繊維が飛散するおそれがありますが、板状に固めたスレートボードや、天井裏・壁の内部にある吹付け石綿からは、通常の使用状態では室内に繊維が飛散する可能性は低いと考えられます。
吹き付け石綿は、比較的規模の大きい鉄骨造の建築物の耐火被覆として使用されている場合がほとんどです。建築時の工事業者や建築士等に使用の有無を問い合わせてみるなどの対応が考えられます。